漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
「痛みに漢方」ののぼりを見て、来店された50代・男性のご相談です。40代始めに発症したリウマチにより、長年関節の腫れと痛みでお困りでした。
発症当時から通院を重ね、その間ステロイド剤、抗リウマチ薬、及び生物学的製剤(注射薬)、などを試してこられました。
病院の標準治療以外にも、ご自身でキャッツクローなどの健食、サプリメント等を数種類、併用するも経過はこれまで一進一退でした。特にここ2~3年は左足首の腫れ、痛みが悪化傾向にありました。
近隣の薬局を探していた所、偶然当薬局ののぼりに目が留まったそうです。
もともと冷房が苦手で方で、腹巻を常用し、夜間尿も夏場1回、冬は2回程度あるそうです。
漢方においては、免疫調整に不可欠な肝腎を強め、筋骨の働きを支える痛みの漢方を1つ。
加えて、下半身の血の巡りの改善と老廃物の除去を目的とした漢方を1つ。それぞれ服用をご提案致しました。
服用開始から約7か月が過ぎた現在、痛み腫れの程度は天候にも左右されますが、来店前10とした時、およそ3か4位でコントロール出来ている状況です。
下半身が幾分温もり、血流に変化が見え始めた3か月目以降、血流と強筋骨薬に加えて、もう1種類だけ漢方の追加をご了解を頂きました。
理由は、季節の変わり目など、もともと大変風邪を引きやすい方で、今後の生物学的製剤継続による副作用(肺炎、結核など感染症)を積極的に予防する必要があると考えたからです。
ということで、直近4ヶ月は、免疫調整と体の基盤強化を目的に、質の高い補腎薬を朝・晩2回、ご併用頂いております。
今の所、痛み、腫れはある程度コントロールはでききてはいるものの、近年の交通事情等も考慮し、念の為、家族から車の運転だけは止められています。
1点嬉しいおまけの体調変化としては、ご本人曰く、補腎薬併用と前後して、近頃仕事への意欲が戻り始めたこと。そして最近、気になっていた側頭部の白髪が、心なしか黒くなってきているかも‥とのことでした。
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